一般ニュース 8月2008年 |
27/08/08 格安航空会社エアー・アジアX がメルボルン/クアラルンプール就航 27/08/08 カンタス航空は今後10年で他社との統合も − ディクソン社長 27/08/08 昨年度(6月2008年期)の純利益が44.1%増 − カンタス航空 20/08/08 次期社長人事で一部の幹部が不満 − カンタス航空 20/08/08 世界の航空会社ランキングでカンタス航空が3位に 20/08/08 9月にオークランド/メルボルン線就航−パシフィック・ブルー航空 13/08/08 北米線を減便し豪州線を増便−キャセイ・パシフィック航空 13/08/08 メルボルン空港を利用する旅客数が大幅に増加 − ビクトリア州 13/08/08 エバー航空がニュージーランド線を9月から運休 06/08/08 カンタス機の機体に穴が開き緊急着陸した原因は酸素ボンベと断定 06/08/08 解雇されたアメリカ人パイロットが職を求めてオーストラリアに 06/08/08 モーリシャス航空がシドニー線を運休 |
08月27日2008年 | 格安航空会社エアー・アジアX がメルボルン/クアラルンプール就航 | |
格安航空会社のエアー・アジアXが、11月12日からA330を使用してメルボルン/クアラルンプール間の運航を開始する。 マレーシアに拠点を置く同社は就航後、繁忙期には増便し、来年3月からデイリー運航を計画している。 |
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08月27日2008年 | カンタス航空は今後10年で他社との統合も − ディクソン社長 | |
退任が決まっているカンタス航空のジェフ・ディクソンCEOは、今後10年の間に他社との統合は避けられないと話した。
11月に退任するディクソンCEOは昨日、昨年度の通期の利益が記録的な9億7,000万ドルになったことを発表し、「航空産業は大きな資本を必要とする産業で、カンタス航空もこの動きを検討していかなければならない。 カンタス航空は世界で10番目に大きな航空会社で、これはオーストラリアが世界で54番目に大きな国ということを考えると驚きに値する。 しかし、今後5-10年の間を自力で事業を行なっていくほど大きな航空会社ではない。 カンタス航空は今後もオーストラリア企業で、大半の事業や雇用もオーストラリアで行なうが、今後の協議においては、成熟的な段階を迎えることになる。 航空産業は資本集約的な産業なのに各社バラバラな状態である。 他社はすでに統合を始めており、我々もその1社になるべきである。 現在カンタス航空が統合する特定な航空会社はないが、自然にそういう環境になっていくと思う。 現在多くの航空会社が統合の計画をしているが、それらの航空会社は統合など3−5年前には検討もしなかったことである。 もし、カンタス航空が統合しても赤と白のカンガルーのロゴは無くならないし、多分現在のカンタス航空とそんなに変わらないと思うが、人々は統合が起こり得ることを理解しなければならない」と話した。 (Source: ABC, 22/08/08 "Dixon flags Qantas merger") |
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08月27日2008年 | 昨年度(6月2008年期)の純利益が44.1%増 − カンタス航空 | |
カンタス航空は、昨年度(7月2007年-6月2008年)の利益が44.1%増加したが、燃料価格の高騰の影響や不透明な経済見通しを感じ始めているとしている。 昨年度の純利益が前年度の6億7,260万ドルから9億6,900万ドルとなり、税引き前の利益も46%増えて14億1,000万ドルとなった。
同社は、「航空事業全体が好調でこのような素晴らしい結果となった。 しかし、景気の減速や燃料費の高騰の影響が出てきている。 現在の燃料価格で計算すると今年度(7月2008年-6月2009年)の燃料費が16億ドル以上になる。 先月から原油価格が下がっているが、それでも安定的に利益が出る価格までは下がっていない。 燃料価格も景気動向も不透明であるが、もし景気がこれ以上悪くならなければ、今年度もある程度の利益は確保できることになる」としている。 (Source: AAP, 21/08/08 "Qantas increases full-year profit 44%") |
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08月20日2008年 | 次期社長人事で一部の幹部が不満 − カンタス航空 | |
オーストラリアの経済紙”オーストラリアン・ファイナンシャル・リビュー”紙の報道で、カンタス航空の新しい最高経営責任者(CEO)にアラン・ジョイス氏が任命されたことで、一部の幹部から不満が出ており、ピーター・グレッグ最高財務責任者(CFO)が近々辞任を発表するとしている。 ジョイス氏、グレッグ氏、そしてもう一人の幹部のジョン・ボーゲッティ氏の3人が次期CEOの候補とされていたが、最終的にはジョイス氏が就任することになった。 同社のリー・クリフォード会長が、昨年投資会社によるカンタス航空の買収を支援した(結果的には買収は失敗)”カンタス・クラブ”と呼ばれる経営陣の仲良しクラブの崩壊を狙い、ジョイス氏を推したとされる。 しかし、グレッグ氏はこの決定に不満で、この数週間のうちに退社するのではないかとの噂がある。 グレッグ氏の同僚のひとりは、「グレッグ氏は完全に無視された。 カンタス航空の財務部門では彼は功労者である。 ジェフ・ディクソン現CEOは財務畑の人ではない。 グレッグ氏はカンタス航空の多くのことを支えてきた。 しかし、クリフォード会長は今回の次期CEOの人事で、グレッグ氏には何も相談をしなかった」と話した。 (Source: Travel Weekly, 18/08/08 "Qantas unrest over Joyce appointment") |
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08月20日2008年 | 世界の航空会社ランキングでカンタス航空が3位に | |
世界の航空会社の評価ランキング調査「2008年スカイトラックス社エアライン賞」で、カンタス航空が3位に選ばれた。 世界の1500万人の旅客を調査した結果、総合評価で1位にシンガポール航空、2位にキャセイ・パシフィック航空となり、タイ航空が4位、アシアナ航空が5位となった。 「ベスト・ファースト・クラス」はキャセイ・パシフィック航空、「ベスト・ビジネス・クラス」はシンガポール航空、「ベスト・エコノミー・クラス」はアシアナ航空であった。 カンタス航空は、「ベスト・ファースト・クラス・ラウンジ」と「ベスト・エコノミー・クラス・ケータリング」に選ばれ、オーストラリア・アジア地区のベスト・エアラインにも選ばれた。 UKに拠点を置くイージージェット航空は、昨年ジェットスター航空が選ばれた「ベスト・ローコスト・エアライン」に選ばれた。 昨年のスカイトラックス社の調査では、カンタス航空は5位であった。 (Source: Travel Weekly, 13/08/08 "Qantas rises to third in Skytrax awards") |
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08月20日2008年 | 9月にオークランド/メルボルン線就航−パシフィック・ブルー航空 | |
パシフィック・ブルー航空は、9月にニュージーランドのオークランドとメルボルン間の運行を開始すると発表した。 同社のジョン・バートレットCEOは、「ニュージーランド国内の運航を開始した後、国際線に進出することは、我々にとって必然的な次のステップである。 燃料価格の高騰や世界的な経済の減速があるが、人々は引き続き飛行機を利用することには変わりなく、生活の一部となっている。 しかし、お金を使う価値のある商品を探し、望まない商品にはお金を使いたくない」と話した。 (Source:
AAP, 28/07/08 "Pacific Blue unveil service to Melbourne")
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08月13日2008年 | 北米線を減便し豪州線を増便−キャセイ・パシフィック航空 | |
燃料価格の高騰に対処するために、キャセイ・パシフィック航空は北アメリカ線を週10便減便することになった。 また高い需要があるオーストラリア線を週8便増便し、ロンドン線とアムステルダム線には大型機材を投入してアップグレードする。 今回の運航スケジュールの見直しは7月以降2回目となった。 |
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08月13日2008年 | メルボルン空港を利用する旅客数が大幅に増加 − ビクトリア州 | |
昨年度(7月2007年-6月2008年)にメルボルン空港を利用した旅客数は前年度より170万人増え、過去3年間で最高の伸び率となった。 空港関係者は、昨年度の国際線と国内線の旅客数が増えて2,430万人となり、前年度比で8%増加したとしている。 これにより1週間の平均旅客数は3万4,000
人増えたことになる。 国際線の旅客数が5%増えて初めて470万人となり、国内線の旅客も150万人(9%)増加した。
メルボルン空港会社のクリス・ウッドラフCEOは、「昨年度の旅客数の大幅な増加は、2011年までに3億3,000万ドルをかけて国際線の取り扱い能力を2倍にする空港の拡張計画の予想に沿ったものである」と話した。 (Source; AAP, 21/07/08 "Melbourne Airport passenger numbers jump") |
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08月13日2008年 | エバー航空がニュージーランド線を9月から運休 | |
台湾の航空会社のエバー航空は、ニュージーランド線において過去1年以上赤字が続いており、9月から運航を停止することを発表した。 しかし将来、原油価格が下落し、ニュージーランドの経済が好転するのを期待して、営業拠点は残すことにする。 同社は台北とオークランド間を14年間運航しており、現在エアバスA330-200を使用して週2回(台北発水曜日、金曜日)運航している。 週3便の台北/ブリスベン線は引き続き運航するが、同社の世界的な路線の見直しによって、週70-80便を減便する予定である。 (Source: Aircargo Asia-Pacific, 01/08/08 "EVA out of NZ") |
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08月06日2008年 | カンタス機の機体に穴が開き緊急着陸した原因は酸素ボンベと断定 | |
先週、カンタス機がフィリピンのマニラで緊急着陸したのは、酸素ボンベの爆発により機体に穴が開いたためと調査官は断定した。 高度2万9,000フィートの上空を飛行中のメルボルン行きカンタス航空のB747-400が、機内の気圧が急激に下がり、マニラに緊急着陸した。 オーストラリア運輸安全局(ATSB)はまた、マニラに緊急着陸した際に、着陸システムの3つの計器とアンチスキッド装置が作動していなかったが、その他のエンジンやハイドロ・システムは正常に作動していたことも公表した。 (Source: Aircargo Asia-Pacific, 01/08/08 "Qantas oxygen bottle b |
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08月06日2008年 | 解雇されたアメリカ人パイロットが職を求めてオーストラリアに | |
世界的に航空会社の経営が悪化しているなかで、オーストラリアに職を求めて来るアメリカで解雇されたパイロットが増加し、オーストラリアの航空会社にとっては朗報となった。 カンタス航空傘下の格安航空会社ジェットスター航空とタイガー航空は、オーストラリアでパイロットが不足している中で、海外からの人材確保が容易になったとしている。 タイガー航空のトニー・デービスCEOは、日刊紙のシドニー・モーニング・ヘラルド紙に対し、「現在、アメリカに拠点を置くパイロットから1日約50件の求職願いを受け取っている。 一年前までは、こんな状況は想像も出来ず、航空会社はお互いに『どこで、パイロットを見つけたの?』というようなことをいつも話していた」と語った。 今年の上半期だけで、20社以上の航空会社が倒産か会社更生法の申請をしている。 (Source: T&L News, 31/07/08 "Jobless pilots head to Australia ") |
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08月06日2008年 | モーリシャス航空がシドニー線を運休 | |
モーリシャス航空は、燃料費の高騰と需要の低下で、輸送力を4%伸ばす計画から1%に変更し、一部の路線の運休と運賃の値上げを実施する。
同社はまた、長距離路線においてすべてを直行便とし、現在2ヶ所の空港に到着しているフライトを1ヶ所にする。 これにより、9月1日からシドニー線を運休し、メルボルン線を直行便にする。 メルボルンが今後オーストラリア東部のハブとなり、バージンブルー航空やカンタス航空と提携して、旅客をクイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、南オーストラリア州へと輸送する。 尚、繁忙期の2008年12月15日から2009年1月26日までは、シドニー線を一時的に運行する。 (Source: Aircargo Asia-Pacific, 30/07/08 "Air Mauritius quits Sydney") |